店の中から誰かを呼ぶ主人の声がした。 光に浮かび上がるのは文房具やプラモデルそれと駄菓子。 子供の頃、闇夜をひた走り文房具屋の明かりを見てホッと足を緩めた記憶が甦る。 今日はもう店仕舞いなのかも知れない。