郊外にある商店街の一角に昔変わらぬ八百屋があった。
夕闇が迫ってもなおその四つ辻には道にはみ出すように箱が置かれている。
明るさに切り取られた店の中では遅出の主婦が何かを買っている。
これは私の時代の風景だ。私の永遠の風景だ。